保護猫を迎えたいけど、実際どうやってやるの?と考えてる方へ、今回保護猫を迎え入れることになった私が活用した掲示板をご紹介します。
今回私はボランティアとして個人で保護活動をしている夫婦から猫ちゃんを引き取るので、保護団体からではないですが、個人と保護団体から引き取る場合ではどのような違いがあるのでしょうか?
その辺りも説明していきます。
気になる子を見つける
まずは、自分が引き取りたいと思える子を探すとこからが始まりです。
今はネットがありますので、簡単にリアルタイムで里親を募集している猫ちゃんを探すことができますが、私が活用した掲示板をご紹介します。
掲示板① ジモティー
良い意味でも悪い意味でも一番「気楽で手軽」つまりハードルが低いのがCMでもお馴染みの「ジモティー」だと思います。
ジモティーといえば不要になった「物」をご近所さんから格安で「譲ってもらう」イメージですが、実はペットの里親募集もかなりあります。
近所に捨てられてるのを見つけて拾ってきたものの自宅では飼えない、、といった方
ご家族にアレルギーが出てしまって泣く泣く手放すしかない
ベランダに侵入してきてしまった
などなど、募集している理由は様々です。
まずは自分の住んでる市町村で検索をかけ、次に電車で行ける範囲に、、と広げて検索してみるのが良いでしょう。
しかしジモティーにはメリットもありますがちょっと危険なデメリットもあります。
こちらについては後ろの方で説明します。
掲示板② ペットのお家
今回私が気になる保護猫ちゃんと出会ったサイトです。
非常に見やすく、引き取る際の目安となる見積りも載っています。
掲示板③ ネコじるし
こちらも、費用などが分かりやすく載っています。非常に見やすいです。
ひとつ前にご紹介した、ネコじるしに載ってる猫ちゃんがこちらでも同時募集してることも多いですが、片方にしか載せてない猫ちゃんもいるので、両方見た方が良いと思います。
気になる子を見つけたら、個人または団体が運営しているHPやSNSをチェック
気になる子を見つけた時、ジモティーでなければ個人や団体が運営しているHPやSNSが存在する場合が多いです。
是非そちらもチェックしてください。
掲示板では見れない普段の生活の様子が詳しく書かれていたり、違う角度からの写真などが載っていることが殆どですので、より詳しく気になる猫ちゃんがどんな性格なのか把握することができます。
SNSは、Twitterかインスタのアカウントをお持ちであればフォローしておくことをお勧めします。
なにを重視してお迎えする猫ちゃんを決めるかは個人の自由ですが、個人的に思うことを書いておきます。
性格重視で選ぶ
猫ちゃんに限ったことではないですが、動物には「性格」があるんですね。
猫というと、「気まぐれ」 「のんびりマイペース」「気の向いた時にしか寄ってこない」
などのイメージがあると思いますが、猫によっては「寂しがりで常に人にくっついている子」も居ます。
もしそういった子をお迎えするのに、飼い主は日中仕事でほとんど家に居ないのでは猫ちゃんはストレスが溜まってしまいます。
自分のライフスタイルに合った性格の子を選んだほうが、猫ちゃんの気持ちに寄り添っていると思いませんか?
個人的には
を選ぶのが猫ちゃんにとってストレスが無いと思います。
また※で記載した性別ですが、勿論メスでも甘えん坊な子は居ますが、オスの方が甘えん坊な子が多い印象です。
特にオスが多い茶トラの子は、性格が穏やかで甘えんぼな子が多く、飼いやすい印象です。
雑種の人気ランキングでは常に上位に居る茶トラですが、そういった性格も理由の一つになっている気がします。
多頭飼いになる人は、先住のペットとの相性を考慮する。
保護猫を引き取る場合、ジモティーでなければ「トライアル期間」が設けられていることが殆どで、大体が二週間です。
猫の性格によっては一週間のこともあります。
今回私が引き取る予定でいるのは一週間がトライアル期間として設けられています。
私の家には動物は他に一匹も居ませんが、ペット同士も相性があります。
トライアル期間中にその相性をきちんと考慮してください。
考慮しないで引き取ると、先住のペットも後から来たペットもストレスになってしまいます。
猫アレルギー持ちでも、個体によって出ない場合もある。
保護団体によっては、引き取る際の条件は若干差があり、中には
という場合があります。
このような場合ですと、家族全員アレルギー検査をして猫アレルギーが無いという証明が無いと里親になることは出来ません。
犬、猫アレルギーがどのくらいあるか調べられるアレルギー検査。
他にも代表的な食物アレルギーも分かります。
- 室内埃(ハウスダスト)
- 動物(犬、猫)
- 昆虫(蛾、ゴキブリ)
- 樹木(ヒノキ、スギなど)
- 草類(ブタクサなど)
- 空中真菌(カビ類)
- 卵、牛乳、魚、果物、肉、甲殻、穀物などの食物系
皮膚科や内科、消化器内科など幅広く実施している。
費用検査はおおよそ¥5,000くらい。
しかし、アレルギーの反応が見られたからといって、必ず重篤なアレルギー反応が出るとは案外限りません。
個体によって、毛の長さによって、アレルギー反応が出なかったりもするのです。
団体がアレルギー検査結果の証明を必要としている場合アレルギー反応が出てしまうと里親になれる可能性は低いですが、そうでなければトライアル期間中に、反応が出るかどうか注意してみてください。
Twitterなどでは、猫アレルギーでも大好きな猫ちゃんと生活をしている方を見かけます。
そう言えば昨日私が実家から服に大量の猫毛付けたまま帰宅したら彼氏のくしゃみが止まらず。笑
— えだまめ。 (@edamame_624) November 15, 2021
アレルギー体質ではあるんだけど、前に実家に来たときに抱っこしても平気だったんだよね〜。コンディションとかあるのかしら🤔
とりま実家の愛猫と彼氏の組み合わせis最高なのだ💃♡ https://t.co/fSszIg3FiA pic.twitter.com/4siKtUk0GM
#おひるーな
— 福山のエリック・アイドル (@0812Eric) November 12, 2021
私の弱点は、猫アレルギーです。
その為、猫は飼わないようにしていました。
しかし、妻と次女に押し切られて、6月から45年ぶりに猫を飼うことになりました。
ただ、運が良かったのか、我が家の猫にはアレルギーは余り出ませんでした(((^_^;) pic.twitter.com/4PNggkSL5u
気になる子が決まったら保護主とコンタクトをとり面談
募集要件を満たし気になる子が定まったらいよいよ面会を取り付けましょう。
大体がメールや指定されたフォームから申し込みになります。
私は申し込んですぐにメールの返信をいただけで、なんと次の日面会となりました。
また保護団体によっては毎月決まった場所で譲渡会を行なっているので、気になる子が参加する譲渡会に参加の意思を出しましょう。
気になる子、保護種と軽い面談
気になる子を実際見るのと同時に、保護主さんとも軽い面談をしました。
私の場合は、普段の世話をする際の注意点を聞いたり普段の生活の様子とか、今の住まいに対しての不安を聞いたりしました。
その結果、保護主さんも恐らく飼うのは問題ないでしょうと判断してくださり、引き取る際の費用の見積もりを見せていただいたり、譲渡の際の契約書の説明などを受けました。
1時間くらいで保護主さんのお宅を後にし、家に帰って夫ともう一度議論した結果トライアルを希望する旨をその日の夜に保護主さんにメールしました。
トライアル開始期間のすりあわせ
次の日、保護主さんからメールをいただき、今月の20日にトライアル開始が決まりました。
殆どの場合が保護主さんが自宅まで送り届けてくれます。
これは猫を飼育する際に飼う住まいに問題が無いかどうかの見極めも兼ねており、
アドバイスがあれば貰えます。
保護団体からの譲渡ですと、トライアルの段階でケージの確保や脱走防止策の設置など条件が多いのでそちらのチェックもあります。
ですのでそれらの準備が終わる頃合いをすり合わせして日にちを決めましょう。
また引き取る時期によって、猫ちゃんの避妊、去勢手術やワクチンなどの予定がすでに控えている場合なども体調を考慮して日程を決めます。
トライアル開始〜正式譲渡
トライアル期間中、問題が無く過ぎれば正式譲渡となります。
私はトライアル期間が終わったらメールで問題がないかの確認をして何もなければそのまま譲渡となり猫ちゃんとの生活が続いていくことになります。
ここまでが保護猫の里親になるまでの流れです。
掲示板ジモティーの注意点
掲示板ジモティーには注意点があります。
ジモティーでは急な引っ越しなどの理由で譲りたい方が結構多く、急いでるケースもあり保護団体やボランティアの方から引き取る時のような段階をすっとばしている事が多いです。
例えば
- 脱走防止策設置などの必要がない
- アレルギー検査などの必要性が無い
- トライアル期間がない
- ケージを買う必要がない
などです。
これは、狭いワンルームだったりペット飼育が許可されていなくても容易く動物が飼えることにはなります。
ただ手軽な故かトラブルも多いようで、知り合いには
避妊済みと聞いていたけど飼い出したら子猫を産んでしまって里親を自力で見つけるのに苦労した。
譲り主とは音信不通になった、、。
なんて人が居ました。
譲渡書類やトライアル、飼育環境のチェックなどがない代わりにこういったトラブルもあるようです。
勿論こういった譲り主ばかりではないと思いますが、募集を見ていると「引っ越しで飼えなくなった」といって一度に10匹近い里親を探している人など、少し神経を疑ってしまう人も中には居ます。
こういった無責任な方から引き取った猫ちゃんは果たしてきちんと世話をしてもらえていたのか懸念しても何も不思議ではないですよね。
こういった事があるということも覚えていてください。
保護団体とボランティアから引き取る場合の違い
数週間里親募集掲示板に張り付いていて気づいた事があります。
簡潔にまとめると、保護団体は審査が厳しめ、ボランティアの方は人によって条件が様々という点です。
- 窓や玄関に脱走防止策を取り付ける
- 独身単身者は不可
- ワンルームは不可
- トライアルの時点で二段ケージを用意する
- トライアル期間は二週間がほとんど
- 事務的な経過連絡が必要
- トライアル期間は対象の動物の性格を考慮して決めている
- 脱走防止策、二段ケージは個々の性格によってお願いされる条件が違う
- 独身者やワンルームでも可の場合もある
- SNSなどで今後も繋がる
- その後もご縁があれば同じボランティアの方から譲渡が可能
団体からの譲渡の場合、審査が厳しいことは多いです。
ボランティアの方の場合は状況によって要件は様々です。
私の場合は「フルタイム勤務の方は不可」という条件がありました。
脱走防止策やケージは、個々の性格によって条件が違うようです。
保護猫を迎えるに当たってのまとめ
いかがでしたでしょうか。
私も今回生まれて初めて保護猫の里親になることになりました。
実際どんな流れなのか、初めてだと戸惑ってしまいますよね。
これから保護猫と暮らしてみたい!という方の参考になれば嬉しいです。
ではでは〜
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コメント
コメント一覧 (1件)
もみたんは保護猫ちゃんだったんですね!
夫が猫好きでいつか猫ちゃんと暮らしたいと言っているので、とても詳しく書かれていて勉強になります!
いつになるかは分かりませんが…将来猫ちゃんと暮らす日が来たときの為に、柊さんのブログでお勉強させて頂きますね(*^^*)