あまり公に語られない保護猫トライアル期間の苦労話。生まれて初めて猫を迎えたら想像以上に大変な思いをしました。

    こんにちは。
    私は2021年11月20日から1週間のトライアル期間を経て保護猫と家族になりました。


    子供の頃から猫を飼うのが夢だった私は猫が家に来る事を考えるとワクワクして眠れなくなるほどでしたが、保護猫のトライアル期間は想像以上に大変だったのです、、。

    今日は、保護猫とのトライアル期間の体験談を話すよ。

    楽しみー!どきどきワクワク!!

    実はね。笑ってばかりもいられないぐらい大変だったの。
    でも、こんな現実もあるんだって事も正直に発信していくよ。
    近年在宅の人が増えて猫飼う人がすごく増えているみたいだからね。

    動物は、飼ってみたら想像と違った!と言って捨てることは許されません
    そういった行為を抑止し、飼う前に少し考えていただくきっかけになればいいなという趣旨で書いた記事です。

    結果として猫を迎えた事に後悔はしておらず今も元気に暮らしています

    \ トライアルに必要な費用についてはこちらも/

    目次

    トライアル期間初日

    お迎えする猫とは、1度面談を行い実際にこの目で見ていました。
    そして保護主さんのインスタや募集掲示板も毎日のようにチェックし、性格を下記の様に把握していました。

    トライアル初日を迎えるまでに把握いていた猫の性格
    • 穏やか
    • よく食べる
    • 人懐っこい
    • 甘えん坊
    • 人見知りをあまりしない

    ですが初日、保護主さんが猫を我が家に届け玄関を後にすると、すぐさま寝室のベッドの下に隠れてしまいました。


    そっとしておこうかなと思ったのですが、とりあえず声だけかけてみることに。

    もみー。もみー。もみちゃあああん、、、。

    3分くらいでしょうか。名前を呼んでいたらベッドの下から

    「にゃ、、、、、にゃあぁ、、、」

    と消えそうな声で鳴きながらベッドの下から出てきました。


    とりあえずそこからは部屋の中に姿を現したままでした。
    そして猫じゃらしを振ると一緒に遊んでくれます。

    流石にやってきたばかりの家は怖いんだな。
    でも、名前呼んだらすぐ出てきてくれたし、普通の子よりは人懐っこいし人間を怖がってる様子もない。
    そしてなんて可愛いんだ。

    一緒に遊んだりそっとしたり、家の中を歩き回ってる時は優しく見守る。
    夜は、寝るときに一緒に寝室に来てベッドで寝ていました。


    どうも、新しい家が慣れないらしく私や夫の姿が見えてないと不安な様子だったので夫婦が寝室に移動したらすぐさま後をついてきました。


    「知らない見知らぬ場所で1人にしないで!!」
    そう言ってる様でした。

    いぬのきもち・ねこのきもち

    初日を終えた夜中

    夜中私はトイレで目が覚めました。

    私がベッドから出てトイレのドアを開けると、もみじはすぐさま起きてきてトイレの中までついて来てしまいました(^◇^;)
    そしてベッドへ戻ってもしばらくベッドの上でにゃあにゃあ鳴くもみじ。
    さらに喉もゴロゴロゴロとなかなかの大音量で夫も目を覚まします。


    夫は朝5時半おきなのでゆっくり寝かせてあげたいのですが、幸い夫はこの後すぐ寝てくれました。

    もみじはガサガサ布団の上を歩いたりゴロゴロ言っていますがこの状況で寝れるとは夫もなかなかの強者です。

    トライアル2日目

    家の中を移動するがまだぎこちない

    トライアル初日が土曜だった為2日目は日曜日で夫は今日もお休みです。


    とにかく初日はもみじを不安になせないように買い物すら出かけなかったので、この日は夫だけ買い物に行ってもらいました。

    帰ってきてからは夫婦共にずっともみじと一緒に過ごしました。

    2日目の様子
    • ご飯を少ししか食べない
    • トイレも1人では行かないので抱きかかえて行っていた
    • 水は飲んでる姿を1度も見ない
    • ご飯をほとんど食べていないのでうんちもしない
    • 遊ぶのは好き

    トライアル3日目

    私は寝る前からこの日を迎えることに緊張を覚えてきました。
    何故なら、初めてもみじと家で2人きりになるからです。

    ネコと2人きりになるってだけで緊張?どういう事???

    自分でもこの感情が何なのか分からなくて戸惑ったよ。
    なんていうのかな、小さな乳飲み子を家で見ながらワンオペ家事育児する初日みたいな感じっていうのかな、、。

    でも相手はネコ(生後7ヶ月)だよ?

    ほんとそれ。
    でも、人間の子供と変わらないような感覚に陥った。
    もし自分1人の時にもみじに異変が起きたらどうしよう?

    1人で対処できるのかな、、みたいな不安もあったかも。

    パーカーのポケットの中でお昼寝するもみじ
    3日目の様子
    • 何をするにも鳴きながら後をついてくる
    • 1日中ほぼほぼ鳴きっぱなし
    • 居間で一緒にいる時で、尚且つ私が動かない時は少し落ち着いた様子になる
    • 私が少しでも動くと寝ていても目を覚ます
    • ずっと鳴いているので空腹かと思いご飯をあげても食べない

    この子、ずっと鳴いてるしずっと後を付いてくる。
    猫ってもっとマイペースでのんびりしているんじゃないの?
    ちょっと調べてみよう

    ネコの分離不安症

    もしかして、これなんじゃない??

    私が調べていて気になった「分離不安症」

    分離不安症は同居人(飼い主さん)が留守になりひとりぼっちで残されることに対し強い不安を感じ、その不安やストレスをモノに執着したり自分の身体を傷つけることで紛らわそうとする行為です。
    同居人が家を開けようとすると落ち着きがなくなり、鳴いたり足元に擦り寄って離れなくなったりします。

    猫の分離不安症とは?症状チェクと解消方法より引用https://allabout.co.jp/gm/gc/438967/

    自傷行為こそ無いものの、鳴きながら飼い主を困らせるような所作をするんだよね。
    障子に登ったり、わざわざ狭い入ってほしく無いような所に入っていったり。
    でも人間のいない所では絶対にやらないの。
    これってもしかして当てはまるんじゃ、、。

    私は突然心配になってきました。


    我が家に迎えた時から人間が常に側にいないと落ち着きがない様子だったので、当てはまるのではないかと思って保護主さんにメールで聞いてみました。


    返信が来るまでに少し時間があり、その間に夫が仕事から帰ってきましたが私は眉間にシワを寄せゲッソリしていたそうです。(夫談)


    その夜、保護主さんから次のような返信が来ました。

    保護主さんからのお返事

    我が家に居る時も構って欲しい時は家族の後を付いて回ってましたが、忙しければ無視で大丈夫です。
    その都度構ってあげてしまうとそれが癖になってしまいます。

    忙しかったら無視して大丈夫なんだ、、、。

    良かった、、良かった、、。

    この時、心の底からホッとした事を覚えています。


    多分、人間でいう「育児ノイローゼ」みたくなっていたと思います。
    常に寂しい思いをさせないよう側にいてあげて、鳴いていたら構ってあげないといけないと思っていました。


    夫も真剣に私の不安に耳を傾けてくれたので感謝しかありません。

    えっと、、本当に大変だったんだね。

    訳分からない涙が出てきてね。
    でもこの後、ご飯の置き場所を変えたらモリモリと食べてくれたんだ!

    4日目にしてご飯を沢山食べ、水も飲みうんちもしてくれた!

    私はこの日食欲もなく殆ど睡眠がとれていなかったしお腹も下しました💦
    好きで保護猫を迎えたのに自己嫌悪にも陥っていたけど、翌日からもっと大らかにもみじ🐱を観察しようと心に決めました。

    トライアル4日目

    押入れの上の棚にご飯を置いたら自分で食べるように。
    4日目の様子
    • ご飯をモリモリ食べるようになった!!

    私はと言うと、保護主さんのアドバイスで心が軽くなったものの体調不良を引きずりました💦

    夜になって夫が帰ってきてようやく私も少しずつ冷静さを取り戻したよ〜
    日中ワンオペ育児しているママの気落ちがわかってしまったよ。

    精神的には少し落ち着いたけど、まだこの子🐱を迎える自信がないなぁ、、。

    そうだ。LINEのオープンチャットで仲の良い子に話してみよう!

    LINEのオープンチャットについて

    LINEには数多くのオープンチャットがあって、猫を飼っている人達のコミュニティも数多く存在するから参加してみるといいかも!
    質問するとベテランの猫飼いさんがアドバイスくれたりもするよ!

    見るからに愛猫の様子がおかしかったり体調悪い時はオープンチャットで聞かずすぐ病院に連れて行きましょう。

    私の場合たまたま話を聞いたのは主婦だけのオープンチャットだったんだけどね!


    lineオープンチャットの子

    トライアルの現実、めっちゃ分かる!
    私は夕飯で鮭食べようとしたら猫が机の上に乗ってきちゃって、「私はもうゆっくり鮭も食べられないのか!」って号泣したよw旦那はめっちゃ笑ってたけどwww

    lineオープンチャットの子

    二匹同時にトライアル申し込んで、結局片方だけ引き取ったの。だから、気持ちわかるよ。
    トライアルって凄く大変だよね。
    でもその子としばらく生活していると何となく何を言おうとしてるのかとか生活、行動パターンが見えてくるよ。

    私以外にも猫が好きなのにトライアルで大変な思いをした子が居たんだ。
    良かった、私だけじゃなくて。

    他にも猫を飼っていた子がいて、励まし(?)のような声をかけてくれました。


    私の中で、もみじを家族に迎えるかどうか少しだけ決意が固まった気がしました
    ご飯も、夫婦で促さずとも自主的に餌場まで行って食べてくれる様にもなってきていました。

    4日目、同じようなトライアル体験をした子の話を聞き、楽しそうに遊ぶ夫の姿を見ることで家族に迎える決意が固まりつつある。

    トライアル5日目

    夫の膝にもたれてお昼寝中

    夫はすでに、もみじを正式に家族に迎えることに賛成していました。

    もう決意は固まりつつあるし、何より夫ともみじが楽しそうに遊んでるのを見ているの凄く癒されるなあ。
    けどまだ心配もあるし、何か本でも読んでみようかな、、。

    \ 実際に読んでみた本/

    本の概要
    • 漫画形式で読みやすい
    • 色んな保護猫達とその家族達のトライアル時のエピソードが漫画になっている
    • 中にはトライアル中止になったパターンも有り
    • 私よりも大変そうなトライアルのお話も沢山有り

    あれ。もみじは大して問題ないのかも。大丈夫かも。

    相変わらず夫はもみじと楽しそうに毎日遊んでいます。


    もう私達夫婦はもみじ中心に回っているような感じでした。

    夫が夜仕事から帰ってくると、もみじが今日はどんな様子だったかなどの会話が増えたよ。

    夫婦って子供が生まれたりすると子供中心になるとか共通の会話が増えるとかいうけど、何だかそっくりだね!

    5日目の様子
    • 夜中トイレに起きると必ず鳴きながら付いてくる
    • それで毎回夫も目が覚める
    • 夫は仕事から帰ると寝るまでずっともみじと遊んでいる
    • もみじも夫が大好きな様子
    • 夫ともみじのやりとりを見ていると癒される

    もみじが家族の中心になってきた。会話がほとんどもみじの話題。

    トライアル6日目

    ご機嫌そうな天気の良い日のお昼寝
    トライアル6日目の私の心境
    • 正式にもみじを家族に迎える覚悟が出来上がる
    • 生後7ヶ月くらいは最も活動的でやんちゃだとネットで知る
    • 自分の子!と思うといたずらしたり落ち着きなかったりする様子も可愛く見えてきた

    もみじを迎える前と迎えた後では大きなギャップがあったよ。
    このギャップも、受け入れるのに少し時間がかかったよ

    🐱もみじの様子迎える前迎えた後
    性格穏やか
    ご飯をよく食べる
    甘えん坊
    常に人のそばに居る
    よく鳴く(要求が激しい)(ワガママ)
    食いしん坊というより食べ物に対する執着が強い
    甘えん坊
    人の側も好きだけど1人で寝ている時も多々あり
    聞いてたのと結構違う
    保護猫を迎える時の留意点

    保護宅にいる時と実際自分の家に来てからでは性格が全然違う事は結構よくある

    保護主さんの家では先住猫ちゃんも居たし、ワンちゃんもいた。
    寂しがりと言っても猫同士のコミュニケーションや動物間の上下関係もあったかもな、、。

    保護主さんの家と迎え入れた家で環境が違います。
    先住猫が居たり、他にも動物がいたり、人間の家族構成など。
    聞いていた性格や、面会時とは性格が違ってくるのはある意味当たり前なのかもしれない。

    元々の甘えん坊が、老夫婦(の様な生活)の家の一人っ子になったもんだからワガママが爆発したな!
    もはや君は王子様だな!!

    「借りてきた猫」という言葉があるように、猫は慣れない環境下では大人しくなる傾向にあります。
    つまりお家に迎えて環境に慣れた時には、その猫本来の性格が出るものだそうです。

    トライアル7日目 最終日 

    保護猫写真
    夫の顔が我が子を初めて抱く父親の顔

    保護主さんの方からご連絡をいただき、正式にもみじを我が家に迎え入れることに決めました。


    ずっと猫を飼いたかった自分が、こんなに悩むことになるとはトライアルが始まるまで考えてもみませんでした。


    私は自分自身がこの一週間でちょっと大きな自分に成長できた気がします。
    夫に関してはずっと毎日楽しそうにもみじと遊んでいました(笑)

    最後に

    私は今まで犬や猫を飼っている人たちの会話のテンションに付いていけなかったり、「うちの子」と呼ぶことに関して何だかしっくりきていませんでした。

    犬や猫を飼ってる人と今までよくあったやりとり

    うちの子はね、◯◯なの〜!!

    ええー!そうなんですか!
    (飼い主が勝手に思い込んでるだけなんじゃ、、?)

    犬や猫を飼ってる人って、「うちの子」ってまるで人間の子供の事みたく話すよね。

    うん。でも実際飼ってみると分かるけど、人間の子供と変わらないんだ。
    性格でもそう言えるし、家族なんだから人間も動物も関係ないんだよ。
    それに犬でも散歩嫌いな子もいるし、猫でもツンデレどころか犬のようにくっついてくる子も居るよ。

    出産子育てしてる世のお母さん達すごいな。。。

    そう思わずにはいられませんでした。

    もみじを飼うことで気づいた事と変化
    • 猫も犬も、飼い始めたら自分の子供であり家族
    • 夫と共通の話題が増えた 
    • 夫が超絶猫煩悩だった
    • 出産を経験していないが子育てしてる気持ちになる
    • 猫の困った性格も、個性であり自分の子だと思うと世界一可愛く思える
    • 夫が帰ってくるまで1言も言葉を発さないという事が無くなった
    • 家に1人でいても1人ではなく2人(人間1人と子供1匹)という感覚で独りの概念が存在しなくなった
    • 1歳を迎えるまでの子猫はそれなりに大変 1歳過ぎると落ち着いてくる事が多いらしい

    猫ってね、とっても感情豊かなんだよ。
    家族になると、素敵な感情を味わえるよ


    いかがでしたでしょうか。
    あくまで我が家の場合です。

    しかし、猫を飼うのが初めての人やそもそも動物を飼った事が無い人にとっては楽しい事ばかりでは無いかもしれません。

    TwitterやInstagram、Youtubeの人気アカウントではほぼ語らなれないような大変なことも敢えてお伝えしました。

    また私の体験談だけではなく、もっと猫のきもちや生態を理解したいと考える人には、ベネッセから出ている雑誌「ねこのきもち」もおすすめです。

    ねこのきもち 公式ページへ

    猫飼い初心者の私がすごくお世話になった雑誌で、今も購読しています。


    現在も元気に過ごしてる我が家のもみじ。

    何年か先には懐かしい思い出になってる事と思います。

    最後までお読みいただきありがとうございました。


    いぬのきもち・ねこのきもち

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    この記事はSWELLで作成しています

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